使用用途

作者の十八番。

死別

1「ゴメンね?私…ここまでみたい。もー、泣かないの。……ね?私の分も幸せになって?そして……私のことは……忘れて……ね…?」

2「どうして?どうしてなの!?私なんか……庇って……ねぇ…目を開けてよ……私、まだ君に想いも伝えてないのに!!ねえ、お願いだから……目を開けてよ……」

3「彼は立派な最期だって聞いたわ。立派にお務めを果たしたって。それはね?凄く誇らしいの。……でも…でもね?残された私は、素直に誇れないのよ」

4「あのね……こんな状況で言うの……悪いとは、思うんだけどさ。君のこと、好き……だったんだよ?えへへ、最期だからね……伝え……たかったんだ……よね……」

5「えっと……ごめんね?君のことを騙してたわけじゃないなよ?ただ、私1人じゃ終われないから、助けてもらっただけ。……泣かないでよ。なんだか、悪いことしてるみたいじゃない……え、好きだった…から…?…………なぁんだ。両想いだったんだ……あーあ。生きるの、諦めなきゃ……良かったな…………」

6「ねえ、これが君の望みなの?私、いらない子になったから……だから、見殺しに……したんでしょ?だから……こうやって、確実に死ぬとこを……確認しに来たんでしょ……?ねえ、なんで?私、君を裏切るような……こと、したかな……?君が……一言……「死んで」って……言ってくれたら……ちゃんと……目の前で………………死んであげた……のに…………」

7「ごめん……なさい……私……弱くて…………お願い……離れて……こんなにも醜くなった私が…………傍にいたら……軽蔑……されてしまいます……から……あなたは……白くなくては……ならない……みんなの……希望だから……だから……ダメ……触れば……私の血で……赤く……染まってしまうから…………だから………………お願い…………もう私を……抱きしめないで…………」

8「なぜって顔をしているな……理由……か……お前が好きだった…………それだけだ。惚れた女を守りたい……俺が命かけるのに……それ以上の理由は……いらねえ……だろ……?」

復讐

1「復讐鬼と化した俺を見て、あいつはなんて言うんだろうな。きっと、「復讐なんてしないで!」って怒ったあとに、泣きながら笑って、「私が、そばに居るから」って言うんだろうな。あの時も、そうだったもんな。だから、立ち止まれた。でも、もう無理だ……俺を止めてくれる彼女はもう居ない。お前が……殺したんだ……」

2「復讐など、したところで死者の魂なぞ浮かばれるものか。生前のあいつは、最期まで俺がこの道に落ちるのを拒んでいた。自分のことは忘れて、幸せに生きて欲しい、と。だが、それは叶わぬ願いだった。あいつを失った俺の道は、復讐の先にしかない。今、ここで貴様を倒し、俺が止めた歩みを進める。いや、少し違うな。ここが終着点だ。俺もお前も、ここで終わりだ。」

戦死・討死

1「ば、バカな!やつは……化け物か……!!」

2「ここが潮時か。我が同胞に後を託そう……」

3「戦場で死ぬるとは……武人の誉れ、ここに極まれり……!!」

4「悔いなど無い。憂いも残さぬ。故に貴様を……道ずれとせん……!!」

5「あぁ……父さん……!母さん……!!」

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